スパイクタンパク質と化合物の結合実験

スパイクタンパク質と化合物の結合実験

高岡裕教授らの研究チームは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染から予防する物質を、分子シミュレーションにて発見しました。その結果、生薬の有効成分であるトリプタンスリンが、ヒトACE2との結合に関与するウイルススパイク蛋白質由来のアミノ酸配列に結合するという予測結果を得ました。さらに細胞培養による実験で、トリプタンスリンによる競合的阻害活性の存在を証明しました。すなわち、コンピュータシミュレーションによる予測がウイルス感染を阻害する物質の迅速な探索に有効であることを実証いたしました。

論文

Experimental and Therapeutic Medicine 23(4):274, doi:10.3892/etm.2022.11200, 2022

HOME研究成果バイオインフォマティクス部門新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染から予防する物質を、分子シミュレーションから発見

PAGETOP