自己免疫疾患患者で誘導される自己抗体が持つ病原性の解析

免疫は、感染症からの防御やがんの制御などを担っています。一方でその制御が破綻することでアレルギー性疾患や自己免疫疾患を引き起こします。抗体取得・TCR解析部門では、自己免疫疾患の1つである関節リウマチを対象に、患者のB細胞より、関節リウマチで誘導される自己抗体を取得して、どのようなメカニズムで関節リウマチを発症するかの研究を行っています。この研究が進むことで、関節リウマチの原因の解明や、その原因の機序に基づいた新しい治療法の開発への応用が期待されます。

  • Tsuda et al Arthritis Rheumatol 2015
  • Ozawa et al Arthritis Rheumatol 2020
自己免疫疾患患者で誘導される自己抗体が持つ病原性の解析

関節リウマチ患者より取得した自己抗体を投与したマウスは骨が破壊される